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英語の検定
日本は英語を活かしにくい環境にあると述べましたが、自分の英語の能力を試すための試験はたくさんあります。
実用英語技能検定
通称「英検」です。日本で創設された英語検定試験で、もっともポプリャーなものといえます。現在でも日本で最も受験者数の多い英語検定です。検定に合格することで、進学や単位取得などで優遇される学校もあります。しかし、近年ではTOEFLや国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)の知名度が高まったことで、かつてほど権威のある試験ではなくなっている。
TOEFL
Test of English as Foreign Language(第二言語としての英語のテスト)。、米国のNPO「ETS社」が主催する英語の技能試験です。米国など北米英語圏の大学・大学院へ留学する際に一定のTOEFLのスコアが必要とされることが多いです。日本などの英語圏以外の国から、アメリカ合衆国やカナダへの留学・研究を希望する人を対象に英語能力を測定するもので、以下の3種類の形式に分かれています。なお、実力測定なので合格不合格の判定はありません。
全体的なテストの構成としては、英語圏の大学以上の高等教育の授業を受けられるかどうかを判定することを目的に実施されている試験であるため、同じETS主催のTOEICと比較して難易度の高い問題が中心となっており、ビジネスで扱われるような問題は少ない代わりに、学術的な内容の問題が多く出題されます。
国際コミュニケーション英語能力テスト
Test of English for International Communication(通称TOEIC)。実用的な英語力を測定する試験で、TOEFLと同じくETSが問題を製作しています。学校教育の状況を想定している TOEFL に比べて、ビジネスの状況に近いテストです。受験者は聞き取り (Listening) 100問と読解 (Reading) 100問の2部構成で、計200問の試験を受けます。そして、各部門の合計点がスコアとして認定されます。スコアは、素点による絶対評価ではなく、全受験生との相対的な成績によって算出され、10〜990点の間(各部門 5〜495点ずつ)で5点刻みで評価される形式です。受験者数が非常に多いことから、スコアによる序列への信頼性が高いという特徴があります。設問内容は、主に海外や日本の外資系企業のビジネス現場を想定して作られています。語彙や語法に関する設問には、日常生活に不必要なものも含まれ、英語の母語話者でも満点を取ることは難しいといえます。しかも、一度取得すれば終身有効の検定資格ではないので、受験の時点における実力確認の試験のため、合否判定はありません。また、試験問題と評価は全世界共通であり、異なる日程間でも難易度に差がないように作られており、本人の能力に変化が起きない限りスコアに変化はあまり起きません。そのため、一部で言われているような、国外で受けるTOEICは日本のものより簡単といった話は誤解です。
TOEICは日本も含めて60カ国で実施されていて、毎年延べ450万人が受験する国際的な試験です。受験者の大半は日本人(150万人)と韓国人で占められています。そのためか、現時点では日韓の2国と一部のアジア諸国以外では重要視する国も少なく、先行するTOEFLほどには国際的な評価も知名度もありませんでした。しかし、フランスのエリート養成校であるグランゼコールの中にはTOEICで750点以上のスコアを取ることを卒業要件として課すところが現れるなど、TOEICの影響力がヨーロッパにも徐々に浸透しつつあるといえます。
国際連合公用語英語検定試験
通称「国連英検」。国際連合の理解、世界平和に貢献できる人材の育成を目的としており、国際人としての常識・資質が多く問われます。ただし、名称から受ける印象とは異なり、日本国内でのみ実施されている試験で、実施主体である(財)日本国際連合協会は外務省の外郭団体で、国際連合のA級諮問民間団体である国連協会世界連盟のメンバーです。
開催されるのは年2回で、特A級からE級までの6段階があり、2つの隣接する級との同時受験が可能です。C級からE級まではマーク式の一次試験のみで、B級はマーク式と英作文の一次試験のみです。特A級とA級はマーク式と英作文の一次試験に合格した後、二次試験でネイティブスピーカーとの面接があります。礼儀正しさや社会常識、世界で起きていることへの関心、更に自分のもつ英語力をどのような分野で生かすのかといった将来への希望など、幅広い話題に対する的確な対応が求められます。また、試験内容に時事問題が含まれているのが大きな特徴で、他の試験とは異なり、一般教養も試験の内容に含まれているといった試験です。
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