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英語の文字・発音
英語は通常ラテン文字によって表記されます。ラテン文字とは、ラテンアルファベット、ローマ文字、ローマ字(Roman alphabet)とも言い、表音文字の1つです。これを並べることで単語を表記し、単語を区切って並べることで文章を構成していきます。ラテン文字はアルファベットの一種なので、ラテン文字を「アルファベット」と呼ぶこと自体は間違いではありませんが、本来アルファベットとはギリシア文字やキリール文字なども含む総称のことです。
また、「ローマ字」はラテン文字の別名ですが、日本語を表記したときに限定して使うことがあります。英語の表記に使ったときに限り、「英字」と呼び、特に「英字新聞」という語でよく使われます。ただし、他の言語に対して、同様の表現(仏字など)が使われることは稀です。
成立したのは紀元前 7 世紀で、フェニキア文字やギリシア文字を元にするエトルリア文字を基に創られたと考えられています。初期のラテン文字は A, B, C (/k/ と /g/ の両方を表したもの), D, E, F, Z (ギリシア文字の Ζ), H, I (/i/ と /j/ を表したもの), K, L, M, N, O, P, Q, R (長い間Pのように書かれたもの), S, T, V (/u/, /w/ を表したもの), X。後に Z が除かれ、この位置には新しく C から分化した G が入りました。そしてその後、紀元前 1 世紀にギリシア文字ΥとΖが末位に加えられ、長らくこの 23 字が使われました。元来は大文字だけが使われたのですが、中世になって筆記を容易にするために小文字が使用されるようになりました。1300 年頃、母音 /u/ と半母音 /w/ を書き分けるために V から W が作られ、同年 16 世紀に母音 /i/ と半母音 /j/ を書き分けるために I と J が分かれました。最後に V と U の書き分けが確立したのは 18 世紀になってからです。
英語の発音についてですが、綴りの間の関係は、他のヨーロッパの言語と比べると一貫性に乏しいといえます。これは主に、中英語時代である15世紀初頭に始ままることで、近代英語初期である17世紀初頭に終わった大母音推移という現象にも関わらず、印刷技術が普及していたために綴りが固定化して基本的に変更が加えられなかったことに起因すると考えられます。それ以前はnameはナーメ、timeはティーメと綴り通り発音されていました。というよりも、発音どおりに綴られていたのです。しかし、ネイムやタイムという発音に変化したにも関わらず、neimやtaimなどと綴りが変更されることはなかったために、現在まで英語学習者を悩ませている綴りと発音の不一致が起きているのです。このことは、英語が他のヨーロッパ系言語から単語を借用する際に、多量の単語を元のつづりとあまり変えずに借用したことに起因すると考えられます。
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